育毛と発毛の違い

この記事はこんな人向け

対象 育毛に挑戦する人
読む時間 3~5分
執筆者 毛髪診断士 西村 真

こんにちは
毛髪診断士の西村です。
今回は「育毛と発毛の違い」をご紹介します。

育毛と発毛の違い
抜け毛や薄毛でお悩みの人は「育毛」「発毛」と言った言葉は聞いたことありますよね。
似ている言葉でも実際には違うものを指しています。

「育毛」:現在残存している髪の成長を促し、太く・長く・抜けにくい毛に育てること
「発毛」:抜け落ちた髪を再度生えてくるようにすること

育毛はその字のごとく「育てる」ことですね。
発毛はそれに比べて「生やす」ことに焦点を当てています。

では市販の育毛剤と発毛剤も違うのでしょうか?

育毛剤と発毛剤の違い


育毛剤と発毛剤もやはり異なります。

育毛剤と称しているものは「育毛」すること
発毛剤と称しているものは「発毛」すること

ということは
育毛剤は細い・短い・抜けやすい毛を太く・長く・抜けにくくするために頭皮環境を整えるためのもの。
発毛するよう直接細胞に働きかけるというよりは、頭皮の血行促進や保湿などで頭皮環境を整える働きをします。

それに対して発毛剤は
すでに抜け落ちて生え変わりが起きない部分から髪を生やすことに働きかけます。
発毛剤は活動が弱くなった毛母細胞を活性化させ、細く弱弱しくなってしまった毛を太く元気に成長させる働きをします。

また、発毛剤は医薬品に分類されることが多く、育毛剤は医薬部外品に分類されることが多いです。

医薬品に分類されるものは細胞に強く働きかける成分を含んでいるため副作用のリスクが高くなります。
発毛成分として使われる「ミノキシジル」にはむくみや頭痛、体毛の増加が起こる可能性があります。

一方、医薬部外品に分類されるものは医薬品に比べ副作用のリスクはかなり小さいですが、その分効果が弱くなります。

医薬品に指定されているものを購入する際は専門的な診断を行っている皮膚科や薬剤師のいる薬局での購入をお勧めします。

簡単にまとめると
髪がある状態なら育毛剤
髪がない状態なら発毛剤
といった感じです。

ただ、薄毛だからと言って髪がないわけではないです。
生え代わる周期が影響しているだけのこともあります。
周期に関しては「ヘアサイクルって知ってる?」の記事でご紹介しているので気になる人はこちらもチェックしてみてください。

さいごに

今回は育毛と発毛の違いをお届けしました。
自分の髪の状態によって育毛剤なのか発毛剤なのかが変わってきます。
もしどっちが合っているのかわからなければお気軽にご相談ください。
毛髪診断士 西村がお答えします。
support@answered-official.jp